コミュニケーション能力と教育

 自分がコミュニケーション能力があるかどうかは、また別の話。
 就職活動をしていると、どうも「当社が求めている人材はコミュニケーション能力の高い人です」という人事の言葉を耳にする機会が多い。確かによく分かる。話を聞けない、聞かない、話せない、仲良くできない、説明できない、こんな方はご遠慮だというのは非常によくわかる。
 
 その一方で、「当社では物理・数学に精通した方を求めています」という掛け声を聞く機会はほとんどない。あんまり聞かないので、そういう能力っていらないの!? と思ってしまうほどだ。まずコミュニケーション能力ありき。その上で自分で勉強していく力が欲しい、ということだろうか。

 いろいろな業種で、これまでの学校の成績が加味されることが少ないと思われる。大学の勉強は社会に出たら何の役にも立たないよ、というフレーズはもう耳にタコ。大学時代はサークル活動を熱心にやっており、そのため対人能力が付きました、とこんな方がかなりいらっしゃる。学歴の高低問わず。社会人とはこれまでの学校の成績は関係なさそう、どうやらそんな雰囲気だ。

 学校でたたき出した成績は特に評価しない。けれどそのプロセスは評価しましょう。こんな評価軸を持つ企業も真に多い。プロセスが大事。効率よく、高く成績を積み上げたプロセスは仕事でも大いに役に立つ、こういわれる。大変よくわかる。物事をこなすプロセスは意外と似通っている。

 話をコミュニケーションに戻す。

 学校で必死に勉強してきて、成績が良かった。けれど就職活動になった途端に、求められるもの、それが「コミュニケーション能力」。なんと不連続な変化。高校で、友達ができなくとも成績さえ良ければ認められてきた、居場所があったのにも関わらず、この変容振り。この懸念に該当する方々は少数ながら存在するのではないか。ちなみに自分のことではないのであしからず。

 学校で評価されるのは成績。
 社会で評価されるのはコミュニケーション能力。

 このギャップ、如何なものか。
 ある友人が言っていたが、研究室でほとんど研究していない先輩が大企業に受かったという。口が達者だったからだ。ちなみに自分の研究室にもそんな先輩がいらっしゃる。このギャップ如何なものか。

 教育の現場に目を向けると、どうも成績重視の傾向で先生からして無駄話しているようだったら勉強しなさい、といった具合だ。コミュニケーションの向上を図っているのにも関わらず。…もちろん冗談だ。でも、もっとコミュニケーション能力に責任を持った教育がされてもいいのではないか、と思う。どうも個人の範疇もまかせっきりなそんな空気。

 中学生になったのだから、君たちはもう大人です。自分の行動をしっかりと自覚して勉学に励んでください。
 高校生になったのだから、これからは大人としての視線が向けられます。○○校生であることに誇りをもって行動していきましょう。
 大学生になったのだから、もうとやかくいいません。常識にのっとった良識のある行動を求めます。

 区切りあるごとに大人であること要求する空気。コミュニケーション能力や良識のある大人の行動を具体的に向上させる教育はほとんど行われていないのではないか。そういう能力は自動的に向上するものだと認識されているのだろうか?
03:37 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

SPI

くは〜!
今日は就職活動で、某金融機関のSEのセミナーに出席。知能テストあり。SPI? ろくに対策もせずにトライ。

言語テストってむずくね?
初めて見た問題ばかりでまじあせりました。
春雄君の右手の影が伸びています。夕日が当たっているとして、春雄君はどの方角に歩いているでしょうか?
落ち着いて考えれば、なんでもない問題だが、久しぶりに焦った。
高校時代のテストの緊張感を思い出しました。脳の大事な部分が活性化されたような感じ。でも出来はいまいちだろうね。
非言語テストはそれなりの正答率かと。
言語系に比べたら楽勝といった感じ。

でも知能判定されるって変な気分だった。帰りの電車で落ち込んでしまった。俺は選定されてるんだな〜と思いました。これで落ちたら知能がない人と判定されて、違うところへ行って下さいってことなのでしょう。

勉強をすれば誰だって知能を得ることができるとは本当でしょうか?
最初から決まっているのではないだろうか?
だったら生まれながらにして大まかな人生は決まっているだろうか?

考えてもしょうがない当たり前のことを、ぐるぐると頭に回しながら、けっこう新鮮な体験として持ち帰りましたとさ。

20:21 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (1) | edit | page top↑

毎日expo

 今日、毎日expoに行ってきた。就職活動初期に比べて、よく知らない企業の出展が増えてきたように思った。とにかくシステムが多い。そんなに世の中SEの需要があるのだろうか? なんでも専門の勉強なしにSEになれるのは日本くらいらしい(真偽は不明)。中国では、金を払って勉強してでもなりたい職業だとか(これも真偽は不明)。
 ビッグサイトを歩いていると、システム関係の人からかなりの割合で話しかけられる。「システム関係のお仕事です。インターネットのお仕事です」こんな具合だ。ただIT関係はまだ礼儀正しいから、そんなに嫌な印象を持たない。ゼンショーなど、食品関係や体育会企業だと、フラットな口調で話しかけてくる。「今日、何社回ったの? ちょっとさ、聞いてってみてよ」てな具合。他の人がどう感じるかはわからないが、私はなんだか二流に感じてしまう。それとこんな社員がいるところで働きたくないな、と身構えてしまう。

 これといった企業はなかった。これといった企業を探している時点で、自分に軸がないということなのだと思うが。それでも探してしまう。自分の軸を作成した方が生産的に違いない。もう当てもなく探し回るのはこれでやめよう。
 それでも直感的に良いな! と思った企業がなかったのはとても寂しい。帰りの電車の中でも寂しさを感じた。

20:43 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

SE検討中

 午前零時あたりはブログが重くなる。多分、仕事帰りの人やなんやかんやで帰宅した人が、風呂上りのついで、寝る前にブログを書くのだろう。みんなどんなことを書くんだろうか? その日の愚痴とか? あまり具体的に書きすぎるとばれる場合ありけりだから、そんな強くもかけないかもね。自分の場合も特定されるのが怖いので、具体的にアレコレかけない。書きたいかって言うとそれも微妙な問題であるが。だから、このブログは日記化はあまりしてないと思う。普段考えていても口に出せない・出さないこととか、そんなことを書いているつもりだ。

 就職活動について、エントリーしまくっているうちに少しずつ「しっくり」きそうなものが見えてきた。あれだけ嫌がっていたSEになりたくなってきた。プログラムで世界が構築できる。これってすごいし、アイディアが現実になるし、べりべりエキサイティングじゃないか!?

 というのも、最近Fortrranを触りだして、前任者が作った膨大な数値計算プログラムを見ているうちにそう思い始めた。自分で書いたプログラムで、ワークステーションがCPU100%で働きまくっている様子を見ると、ちょっとした神様気分を味わうのだ。

 けれど前任者が書いたプログラムは、なかなかどうなっているのかわからないものも多い。あとから読んだり、バグを取ったり、世界を構築するためにはやらなければいけない手作業も多い。

というわけで、SE検討中。
00:22 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

困った中

 今年最後のブログ。
 就職のことについて、自分の中で考えがコロコロ変わるからなかなか決まらない。困ったことだ。優先順位を考えたけど、やはり軸がないとそれらが有効に機能していかない。軸がふにゃふにゃだ。

 今のところ考えているのは、金融系。それとメーカー。すむところは関東が良いけれど、関東でなければ絶対嫌だ、というわけではない。給料はどうでもいい。さっさと奨学金を返したいので、就職後数年は独身寮に入れるところが良い。

 なんか全身に力が入ったまま就職活動しているかも。もっと力を抜いてやろうかな。なんだかわからなくなったままだ。困った困った。
00:25 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

優先順位について 02

 優先順位について、ずっと考えている。自分の人生をより良くするために最適な優先順位を。
 賃金はそれほどこだわらないことにしよう。
 立地条件はこだわりたい。人がたくさんいるところに住む。もっと人の中で生活がしたいからだ。
 福利厚生については、寮とスポーツジムがあれば最高ということにしておく。
 仕事の内容にはこだわる。一人で黙々とやるような仕事はしたくない。
 仕事時間にはそれほどこだわらない。
 激務度も楽しいなら別にこだわらない。
 スキルについては大いにこだわる。長く続けていれば、それなりのものになる可能性が高い。
 惚れたらそこにいく。こんな情熱も必要だろう。

 なんだか抽象的で中途半端な「優先順位を考える」になったが、これからさらに骨組みしていく。


 
 
13:07 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

優先順位について 01

 前回エントリで「決めるということ」を書いたので、今度は優先順位の話。何を元にして決めるか、という話。

 就職先の企業を決めるにあたって、いろいろな情報や自分の状態を元に決める。それをまずランダムに、思いつく限り、書き出してみよう。

生活面
・賃金
・立地条件
・福利厚生
・寮の存在

仕事そのものについて
・仕事の内容
・仕事の激務度
・仕事の時間
・仕事が自分にあっているか
・仕事は楽しいか
・一人かチームか
・デスクワークか、その割合は

これからについて
・その仕事をしたことで、どんなスキルが身に付くのか
・仕事のスキルは、自分の人生に役立つのか

その他
・惚れたら、まっしぐらのそこにいく



23:46 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

決めるということ

 何か物事を決めるというのは、自分にとってなかなか骨の折れる仕事であると思っている。できればこの世にある全ての情報を参照した上で、数十年かけて検証した後、決めることができたらなあ。

 後で「後悔」しないということは(意味が重複している)、その時点で一生懸命考えて、検証を行うということであるが、後悔しないなんてこと、本当にあるのだろうか? 努力不足を悔やむことはある。それはいつだってある。運の要素のある。場合によっては、運がほとんどの場合だってある。今自分にできることは、限られた時間の中で最善の答えを出すことだろう。数十年後、後悔したって構わない。後からいろいろ検証するのは、後だしじゃんけんのようで、あまり意味はない。将来の自分の行為までシミュレートする必要はない。今の自分に従って答えを出そう。

 つまり、『後悔はするだろうが、今できる最高の決定を下そう』
 そんな意気込みなのであります。

23:32 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

ノロか…?と優先順位の話

 就職関連の話はわがまま放題に書いているので、不愉快に思うかもしれません。そのような可能性のある方は読むのをお勧めしません。

 腹が痛かったり、調子が悪かったりするとすぐ「ノロか?」なんて言われる昨今だが、今自分も猛烈に腹が痛い。先ほどからトイレを行ったり来たりしている。ノロは埼玉で今年最初に見つかったらしいが、不思議と自分の周りにはノロ患者はいない。自分の腹痛もノロではなく、単に年末で飲みすぎているせいなのかもしれない。
 で、就職活動。最近こればっかり。過去のエントリでも書いたが、よほど条件が良くない限り理系の道を突き進むような職には就きたくないと考えている(理系離れ)。条件が良いとは、福利厚生や労働時間のことだが、これにしたって、「仕事はしないに越したことはなく、やるならその対価がしっかりしてほしい」という後ろ向きの考えから来ている。どうせだったら、その仕事がしたくてしたくてしょうがない、自分をより高く成長させてくれるものであってほしい。とはいえ、激務で精神が磨り減るような仕事は嫌だ。わがままでごめん。バランスの問題なのだろうが、きっと何を優先するか、なのだろう。自分は何を優先したら満足か、後悔しないか、人生を謳歌できるか(これはいいすぎかな?)。
 というわけで自分にとっての優先順位を整理することにした。何かしら方法論のもとで物事を決めないと前に進めなそうである。次回エントリに続く。



23:24 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

就職活動あ

朝の五時。夜の二十九時。どっちでもいいや。
夜中をぶっとうしでバイオリンの練習。非常に効率の悪い練習だが、やっていて気持ちがいい。半分寝ながら弾くと、意外と出来てきたりするから不思議だ。

論文の訳も無事に終わり、ちょっと一息入れている途中だ。

さて、就職活動。
目下の悩みであり、これからもずっと悩むであろう問題。自分はどうも最適なものを選んでやろうと意気込む体質のようで、今回の就職活動で、給料より、やってて楽しい、それほど激務でない企業を選ぼうとしている。虫のいい話だが、言葉にするときっとこんな風に悩んでいる。もちろん、人気の企業はライバルも多い。素直に推薦をとって、企業に行くべきか、本当に悩みは尽きない。

確実に推薦の方が、就職できる確率は高いだろう。それに名のある企業からも推薦は例年きている。安定した生活や、工学部に入った利点を生かそうというなら推薦は絶対に悪くないだろう。

それでも別の企業も見てみたい、理系から離れたい気持ちもある。最適解を選ぼうとしている。おそらく定まらない。どうするんだ自分?

05:09 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

自己分析05 サークルと授業

 大学一年の時に、ほぼ固まった。
 それは管弦楽団の自分だった。バイオリンを弾く自分だった。
楽器の修理や弓の毛換えを頼むとき、楽器を持って街へ出るのだが、その時はなぜか誇らしげだった。ほら! バイオリンを弾く男のお通りだ! って具合だった。最高に下手なくせに妙なプライドだけは一人前。今考えても相当変だ。

 寮から離れ、完全にサークルの同期や先輩たちと遊ぶようになった。この時期は最高に楽しかった。講義が終わったらすぐに練習。放課後さらに練習。先輩、同期と飯を食べる。そのまま誰かの家に遊びに行く。そして麻雀でもやりながら、酒を飲み、大笑いしながら朝を迎えるのだ。騒ぎすぎて大家が、先輩の家に抗議しにきたことが数回あった。隣の部屋の人は出て行ってしまったらしい。かなり悪いことをした。

 勉強は完全にお留守だった。だから2年前期は8単位しか取れなかった。最履修が多かったため、学科の同期とも同じ授業を取る機会がどんどん減り、一人で授業を受けることが多くなった。けれど、ここで独立心が芽生えた気がする。学科の人に頼り切っていたせいで単位を落としている面があったからだ。2年後期からは単位数はほぼ20単位前後で、4年に向けて軌道修正していった。

06:17 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

自己分析04 大学一年中期

 夏休みくらいからだったと思うが、バイオリンに力を入れるようになった。理由は、バイオリンは練習しないとうまくならないとわかったからだ。初心者だったので、こんなこともわからなかった。恐ろしいことにバイオリンは小学校のころに習った笛と同じ程度の難易度だと勘違いしていたのだ! そう、夏休みちょっと前からそれをようやく理解し、空いている時間に練習を始めた。すると練習した分だけ、ちょっとだけどうまくなるのだ。バイオリンが楽しいというよりも、この上達が楽しかった。これにはまってあるときから、一気に練習するようになった。するとサークル内の友人や先輩とも親しくなれた。このサークルは楽器にどれだけ関わるかが、周囲の人間関係を決める重要なファクターになっているのかもしれない。
 
 授業は最初の線形代数で面食らった。まったく理解できず、しかも何に使うのかがまったくわからなかった。そしてつまらなかった。授業に関しては一気に自暴自棄になって、意味がなさそうで(実際はそんなことはない)つまらない授業は出席だけとって逃げるように教室から退散した。こんなことを繰り返していると、学科の方にはあまり友人ができなかった。サークルがあるからイイヤ、と確実に思っていた。
 
 自分も学科に関しては相当手を抜いて対応していたが、それにしても学科の連中は目に力がなかったり、覇気がなかったり、ゲームばっかりして過ごしてたり、何もしないことが良いこと、面倒くさくないことが良いことと考えるようなのが多かったように当時は見えた。正直、こういう連中とは付き合いたくないと考えた節もあった(中には当然すばらしい人間もいた)。こう書くと随分自分は傲慢な人間だな、と思う。当時の自分と学科の連中を比べたら大差なかったのに、実際うぬぼれていたのだろう。
 
 大学一年は、ほぼサークルと寮が自分の全てだった。バイオリンを弾くサークル員として、寮生としてのアイデンティティをやしなった時期だった。
 
 
03:34 | 就職活動 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

自己分析03 大学一年初期

 寮生活。
 
 一年目は寮でいいや。そんな安易な気持ちで寮に入ることにした。初めて寮に入ったときは恥ずかしながら母と一緒だったのだが、母はあまりの汚さに閉口していた。自分としては一人で暮らせればよかったので、母の反対を押し切って入寮した。
 
 三人部屋だった。
 同室は一つ上の先輩。なかなか気さくな人ですぐに仲良くなれた。初めて麻雀を教わったのもこの人からだ。
 
 大学が始まるやいなや、約一週間に及ぶ歓迎会が始まった。この一週間は毎晩夜になると一年生は先輩の部屋などを周り、自己紹介と酒を飲まされる。酒はこのとき初めて飲んだ。大声があちこちで響く。奇声。笑い声。叫び声。人間ここまでおかしくなれるのか、と思った。寮のあちこちには新聞紙が敷かれた。吐しゃ物で廊下を汚さないためだ。自分は初めて酒を飲んで吐いたのも、このときだ。
 
 嫌だったけれど、楽しくもあった。みんながみんなバカになっていて、全然悪くない。不思議な高揚感。古臭いけど、本当に良かった。
 友達もなんとなく増えていった。ぽつぽつと。
 けれど、やはり一人の時間が絶対に欲しかった。三人部屋では一人の空間がベッドくらいしかなく、正直狂いそうだった。それとある友人にずっと付きまとわれた。何するにも自分を誘ってきたので、本当に嫌だった。寮の嫌なところはプライベートが保障されていないところだ。一人部屋だったらずっといたのになあ。カーテンを自分の机の周りに張ったりしたが、どうも落ち着かなかった。
 
 食堂のおばさんにはお世話になった。デザートを増やしてくれたり、おいしい味噌汁の作り方を教わったり、世間話もたくさんした。けれど食堂は、自分が入った年で廃止となってしまい、これも寮を出て行くきっかけになった。
 
 食堂さよなら会のようなものをすることになり、自分はお世話になったので運営として参加することにした。そこでリーダの女性と知り合って軽く惚れたが、ろくに話もせずに別れてしまった。もっと自分に勇気があればなあ。彼女は見事にろくでもない男共を取り扱って、お別れ会を成功させた。立派であった。
 
 寮生が食堂の廃止を決定し、そのお別れ会をやるというのは不思議な気分だった。食堂のおばちゃんたちはこれまでの職を失うわけである。食堂廃止の理由――利用しない者まで運営費を払うのは納得できない。確か1,000円くらいの負担である。もともと8,000円程度の寮費である。それぐらい払ってやれよと思った。食堂のおばちゃんはどういう気持ちだったのだろうか? 内心裏切られたと思ってやしないだろうか?
 
 
 
 
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自己分析02 高校三年〜大学一年初期

 さて、自己分析といえどとりあえず何から手をつけようか。一通り過去を振り返るのも悪くない。高校三年生から大学一年のあたりからやってみようか。
 
 現在の大学を選んだ理由は
 ・都心に近い
 ・かといって東京ではない(東京は怖いという先入観より)
 ・人数が多くいるので活気がありそう
 ・工学部へ進んだが、工学をやりたいからといって進んだわけではない
 ・サークル活動の方が興味があった
 ・何か物語を書きたかった
 ・不自由な田舎から早く出たかった
 ・高校生活が本当に嫌だった、リセットしたかった
 
 大なり小なりの理由を書くと、こんな感じか。
 田舎者にとって東京は怖いし、生活費はかかりそうだし良いイメージはなかった。けれど都会に出てみたかった。偏差値との折り合いもあり、ある種妥協の産物として現在の大学に進学した。正直学科はどこでもよかった。経済でも文学部でも。けれど悲しいことに(?) 数学と物理がそこそこできたため工学部に進学した。ちなみに国語はまったくできなかった。
 
 そう、サークル活動がしたかった。高校の数少ない友人には「俺は大学に行ったら演劇部に入る」と言っていた。大学に行けば、もっと自由になれると思っていた。友人からも家族からも兄弟からも土地からも、帰宅時間の制限からも! きっと何しても良い時間があってそんな友人がたくさんいて、もっと人の中で生活ができると漠然と考えていた。今思えば、高校生活がひどかったため、そんな風にこれからの生活に希望を持てたのだろう。高校時代は勉強が嫌で嫌で、陸上部の監督とも折が合わず退部し、はっきり言ってすさんだ生活をしていた。部活をやめてから、なにか別の部にでも入ればよかったのに(入ったが科学部)、ずいぶんと無駄な時間を過ごした。この間、実にたくさんの漫画を読んでいた気がする。 
 
 話は戻ってサークル活動。自分の中での大学のイメージ。桜が散りかけた大学のメインストリートでたくさんの大学生が勧誘していた。本当に明るい未来を予感した。これで人の中に入れて、思うがままに活動できる。
 演劇サークルももちろんあった。そこに入ろうかと決めたが、もう少し見回った。そしたら一つ、心惹かれるサークルがあった。「管弦楽団」。直感的にバイオリンをやろうと思った。楽器ができたら人生がもっと面白くなるような気がした。それに不純な動機もいくつかあり、楽器できるとかっこよいとか、女性がたくさんいそうという意味でも選んだ。
高校生活の真逆がここにあると思った。ジブリ映画の「耳をすませば」も大いに影響を与えた。

なんか、事実だけ書いてるような淡白な文面だが、しばらくお付き合い願いたい。

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業界研究01

 11時から1時半までバイオリンの練習。無心になれて楽しい。下手だけどね。さて最近は研究が煮詰まってきたのと、就職活動本格化で頭がいっぱいな日々。まじでどうしよ……って思ってます。

 研究が何とか這いつくばって、無理やり前に進めようとすればいいんだけど、就職、ホントどうしようか。どこの業界に就職すれば幸せなんだろうか? 昨日一つ思考実験をしてみた(実験というほどたいしたものじゃないが)何のテストも面接もスキルの必要もなく、好きな業界に入れるとしたらどこだろうか、と。

 そしたら、やはり物語を作る職業に携わりたいと思ったり、チームワークで仕事を進めるような業界に行きたいと思った。常に感動していたい。

 出版、映画、商社。具体的な企業名は思いつかないけど、少し絞れてきたかな。

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